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皆様も興味津々のようですね<モデルの裏話> [oz日記]

昨日のモデル・美陽菜(仮名)の話には読者の皆様も大変興味があるのか、記事へのアクセス数が近年にない数字になっています。

私はこれまで芸能界やモデルの世界には縁がなかったのですが、舞台女優、テレビ女優、モデルと話す機会があって、いわゆる「業界」の驚く話を聞くこともあります。

自分のいる世界と違う世界なのだと思うしかありません。だから日本では「芸能界」という別の世界になっているのでしょうし、とてもきれいな大人気女優が「一般人」と結婚するとなると大ニュースになってしまうのでしょう。もっとも、相手の「一般人」も一般の世界では別格のようで、一般的な人ではないようですが…。

大物役者とその相棒が活躍する大人気刑事ドラマ(もう20年くらい続いている)とか、絶対失敗しない脚のきれいな女医さんが活躍する医療ドラマの裏側なんて、私でも興味がありますよ。好きな俳優や女優の名前が出てくると真剣に聞いてしまったりして。


日本のモデル界もいろいろあるようです。昔は「巨乳軍団」を擁したモデル事務所(芸能プロダクション?)の独立(分離?)騒動などもありましたよね。


モデルに限らず、女優や歌手の世界も難しいようで、これは裏方をしていた女性から聞いた話ですが、歌姫と呼ばれる大人気女性歌手を抱えるレコード会社のドロドロした(?)人間関係なども結構生々しい話が出てきて、傍観者として聞くにはいいのですが、もし渦中の関係者だったら心穏やかではないだろうなと思いました。


また美陽菜と会うことがあったら、面白い話を聞くことができるかもしれません。


関連記事1:「お祝いは銀座で2<ヴィヴァ・エスパーニャ>」
https://slate-grey.blog.ss-blog.jp/2020-11-21-1

関連記事2:「削除済み:コンフィデンシャル・ファイルズ(モデル・美陽菜)<書けない面白い話>」
https://slate-grey.blog.ss-blog.jp/2020-11-23-1

2020/11/24<曇>
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すっかり忘れていた「ザ・シャンペン・スパイ」ロッツ<『スパイのためのハンドブック』(1982)> [本棚]

ウォルフガング・ロッツはドイツで生まれ、イスラエルに移住、イスラエル国防軍に参加、後に軍情報部(アマン)にスカウトされ、ドイツ人の風貌を活かして、ドイツ人としてエジプトに馬の飼育人の経験のあるビジネスマンとして駐在。

ドイツ国防軍将校(SS)出身としてのカバー(偽の身分)は、反ユダヤと親独感情の高いエジプト軍将校や、ナチス時代への郷愁を持つドイツ人科学者に有利に働き、エジプトのミサイル計画の情報収集を可能にした。

彼の指揮権は途中からイスラエル諜報特務庁(通称:モサド)に移っていて、結果的に彼はモサドの伝説的なスパイと呼ばれるほどの活躍を見せる。最も大きな成果は第3次中東戦争でイスラエルを勝利に導いたこととされている。

エジプト社会の上層部に入り込むために彼はモサドの経費でシャンパーニュ酒をふんだんに使い、上司から「ザ・シャンペン・スパイ」と揶揄されていた。

少し記憶があいまいなのですが、落合信彦の本『モサド、その真実 世界最強のイスラエル諜報機関』にモサドの工作員が上司に「元SSでエジプト上流社会で派手にやっているのがいるから爆殺していいか」と許可を求めている話が載っていたと思います。(機会があったら読み返して確認したいと思います。間違っていたら修正します。)

イスラエル(=ユダヤ人)の宿敵、ナチスの元SSならば、モサドの工作員は殺したくて仕方がないのかもしれませんが、その上司は「まぁ、待て」と制止したと書かれていたと思います。

もちろん、この上司はロッツの上司でもあり、潜入させているのは分かっているので、他の工作員に爆殺を許してはいけないが、ロッツも自分たちの工作員だとは言えないので、苦労したということだったと思います。

工作員同士でもお互いの存在が知らされていない事実と合わせると、あまりに大胆なカバーで味方に殺されそうになる可能性があるのは、ちょっと怖いですね。同僚が上司のいうことを聞く人で良かったとしか言いようがありません。

許可を求めていた工作員が勝手なことをする人だったら、「シャンペン・スパイ」もエジプト潜入作戦も泡と消えていたかもしれません。

さて、ロッツの本『スパイのためのハンドブック』では10章をかけて、スパイになる適性があるかから始まり、訓練、潜入のためのカバー、捕まった時の対応、引退と引退後の生活のことまでを解説しています。

ユーモアのある書き方で楽しく読めますが、その裏にある苦労や苦痛も想像できます。ちょっと可哀そうだと思ったのは13年連れ添った妻のウォルトロードがスパイ容疑で夫と一緒に逮捕され、3年後に釈放されるが刑務所で受けた処置(変な訳で、多分拷問のこと)が原因でほどなく亡くなります。

「貴方がスパイに向いているのか」適性検査が何か所かありますが、私の場合は年齢以外は適性がありました。しかし、現場の工作員よりはアナリストに向いていることは分かっていますので、ロッツよりも、私は現場に呼び出される前のジャック・ライアン(*)がいいかな。

*…米作家トム・クランシーの小説の主役の一人ですが、アマゾンプライムでは映画版(ハリソン・フォードなどがライアンを演じた)と違う物語を展開しています。

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<本のデータ>
ISBN 978-4-15-050079-5
スパイのためのハンドブック
ウォルフガング・ロッツ・著、朝河伸英・訳、早川書房

内容(「Hayakawa Online」より)
あなたはスパイに適しているか? スパイ養成の方法は? 金銭問題や異性問題にはどう対処するか? 引退後の生活は?――著者のロッツは元スパイ。イスラエルの情報部員としての波瀾にとんだ経験をもとに、豊富なエピソードを盛込み自己採点テストを加えて、世界で初めてのスパイ養成本。

2020/11/24<晴>
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