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社会や会社の病巣です<上念司『日本経済を滅ぼす「高学歴社員」という病』> [本棚]

高学歴社員、意識高い系、日本経済をダメにするのはこんな人たちということに納得しています。

高学歴社員がたくさんいる会社に勤めたこともありますし、部下に意識高い系を抱えて四苦八苦した経験もあります。

こうした社員が日本経済をダメにしている気もしますが、確実に会社をダメにしています。

念のために書いておきますが、意識の高い人と、意識高い系は全然違います。

「意識が高い学生」という言葉は「能力が高く、知識も経験も豊富な優秀な人材」という意味です。就職活動に関連して生まれた言葉といわれています。

これに対し、「意識高い系」とは「『意識が高い人』を装いながら空回りしている人」を皮肉った言葉であると述べ、他者からの承認欲求が強過ぎて滑稽に見える者達のことです。

金融危機のような極度の緊張の続く職場で、「意識の高い」部下を持つのと「意識高い系」の部下を持った場合の違いを想像してみてください。

本人自身も何も成果が出せないまま「自分は仕事ができる」とか「能力がある」と思って過ごしてしまいますので、ちっとも期待された成果が出ていませんし、他人に迷惑をかけても平気です。

それを指摘すると逆に「お前は俺の能力をきちんと測れない」とか「周囲が俺について来れない」などと発言したりしますので、周囲はもう失笑するしかありません。

さて、本題に戻りますと、机上の空論を振り回す企画部や問題の本質に目をつぶろうとする人事部など会社の「エリート」が所属する部署がなぜ失敗を続け、それを修正することができないのか。

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<本のデータ>
ISBN 978-4569767284
「日本経済を滅ぼす「高学歴社員」という病」
上念司 (著)
<内容紹介、BOOKデータベースより>
東芝、朝日新聞、財務省―繰り返される組織の不祥事は、なぜ起こるのか?そこには、一流大学卒のエリート経営者にもかかわらず、コンプライアンスよりも自己保身を優先させる「高学歴社員」の体質があった。彼らの行動原理は、一体どういうものなのか、組織を崩壊させないマネジメントとは?戦場のような現代のビジネス環境で生き残るためには必読の書。

2017/07/25<晴>
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