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原発はどうなった?<東日本大震災から13年> [研究日誌]

日本の大きな問題にメディアの取材勅の不足と政府の情報公開の不足があります。

私は外国メディアの味方でも外国政府の見解を支持するわけでもないですが、日本のメディアの取材力不足が気になるのと同時に、政府が旧来の為政者の発想そのままに、「臣民(*1)は細かいことを知らずとも良い」的扱いに問題を感じます。

*1…ここでは国民主権に対立する概念として臣民と言う言葉をわざと使っています。

電力会社や政府が、自分たちの無能を棚に上げて、正義感と責任感で原発問題に対処した人々のことを美談(映画など)に押し上げ、ひっそり責任逃れしている現状。

日本では『チャイナ・シンドローム』(*2)は無理にしても、もう少し骨のあるジャーナリストやメディア人の出現を待っても仕方がないのではないかと思ってしまいます。

*2…『チャイナ・シンドローム(原題:The China Syndrome)』は1979年の米国映画。原発の取材中に事故に遭遇し真実を伝えようとする女性リポーター(演:ジェーン・フォンダ)、ずさんな管理の実態に気づき事故を防ぐために命を懸ける原発管理者(演:ジャック・レモン)、不祥事を揉み消そうとする利益優先の経営者といった人物たちの対立を描いたサスペンス映画。実に奇遇だが、この映画の公開12日後に米国のスリーマイル島原発事故が起こり、様々な陰謀説が出た。

2024/03/11<晴>
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