SSブログ

自由にならないもの?<鴨サブレ―> [研究日誌]

京都のお土産として有名なものは何ですか?

私は八ツ橋や阿闍梨餅などが好きですが、最近は鴨サブレ―なるものがあるそうです。
0402kamo-sable.JPG
関東にいると「はとさぶれー」に似ていると感じてしまいますよね?

京都の鴨と聞くと、私はいまだに「賀茂の水、僧兵、サイコロ」と反射的に考えてしまいます。

正しくは「賀茂川の水、双六の賽、山法師」で、絶大な権力を誇った白河法皇が言うことを聞かないものとして、挙げています。世にいう「天下三不如意」ですね。

賀茂川の水とは現在の鴨川のことですが、当時は治水が進んでいなかったのか、たびたび氾濫して京都の人を困らせていたようです。

白河法皇自身は初めから絶大な権力があったわけではなく、子の堀河天皇に譲位して、後見しながら、摂関の藤原家と協調していました。

子の堀河天皇の崩御、摂政藤原忠実が政治的に未熟だったこともあって、孫の鳥羽天皇の即位とともに権力が集中することとなったようです。

最終的には、災害の象徴「賀茂川」も確率・偶然の象徴「賽子(さいころ)」も致し方がないが、問題があると押し寄せてくる山法師(僧兵)が本当の問題だったようです。

白河法皇が挙げた「山法師」とは、比叡山延暦寺の僧兵のことだそうです。

当時はかなりの力を持っていた寺社が政治に口を出しているのが常で、既成の優遇措置を朝廷が他の寺社にも与えようとしたり、寄進された荘園を国司が横領しようとしたりするたびに、延暦寺は僧兵を送って朝廷に強訴し、決定を覆させたりして朝廷を困らせたことを嘆いていたことを表現しているようです。

2020/04/02<曇時々雨>
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。