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千葉県から新元素ではなく、新物質<千葉石から房総石> [研究日誌]

私の早とちりなだけですが、記事の題名を読んで一瞬びっくりしてしまい、原文まで当たってしまいました。

朝日新聞のオンライン版に『「千葉石」詳しく調べたら…新鉱物「房総石」を発見』という記事がありました。

新鉱物の紹介だったのですが、千葉県の南房総市から新元素が発見されたのであれば世紀の発見となりますので、びっくりしたわけです。

ご存知の通り、周期表(元素周期表=元素の一覧)には、自然界に存在するものと人工的に作り出されたものも掲載されていて、自然界では見つからないものもあるわけです。

それで、千葉県で分析中の岩石から新元素が出てくる可能性がないわけではないですが、やはり確率はかなり低いことなのですね。

新しく見つかった鉱物は「房総石(ぼうそうせき、bosoite)」と呼ばれるもので、分析中の「千葉石(ちばせき、chibaite)」の中から見つかったそうです。

元々千葉石はケイ素と酸素が結合した「かご」のような構造の中にメタンやプロパンなどの天然ガス分子が閉じ込められている鉱物です。

今回分析中に、この「かご」がより大きく、より大きな分子を含んでいる物が見つかり、房総石と名付けられたそうです。

ケンブリッジ大学の「ミネラル学誌」にレポートが掲載されたそうです。
リンクはこちら:http://dx.doi.org/10.1180/mgm.2020.91
但し、オンラインに掲載されたのは2020年11月20日となっています。

2021/02/13<晴>
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くるりん

oz所長、こんにちは
新元素発見だったら、世界の大発見でしたね。
新鉱石といえども、なかなかすごい発見のようですね。
また一歩、科学が進歩しましたね。
by くるりん (2021-02-15 09:43) 

oz

くるりんさん、
新元素でなくて残念ですが、新鉱物にはガスなどが
含まれているようです。それを取り出すことが進めば
原燃料資源の乏しい日本は、輸入に頼る比率を下げ
られるかもしれません。
by oz (2021-02-15 20:48) 

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