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楽しい取扱説明書<hp 12cって楽しい> [研究日誌]

普通、取扱説明書というのは初めに読むものか、困った時に読むものではないかと思います。ましてや困った時に読む取扱説明書ならば、最小限の必要なページしか見ないと思います。

先日購入した金融電卓の「hp 12c platinum」は、使い方を覚える必要から「user's guide」いわゆる取扱説明書を1ページ目から読み始めました。この取扱説明書、意外なことに楽しく読み進められるのです。当初は、使い方さえ覚えればいい、分かりにくい説明が多いだろうなと思っていただけに新鮮でした。

電卓ですから、PCや家電製品と違い、図がほとんどありませんが、どのボタンを押すかというガイドは細かく載っています。そして、これらのガイドを辿りながら、ボタンを押していって、例題を解きながら使い方を覚えるようになっています。

そして、この取扱説明書は下手な教科書よりも分かりやすく、具体例を取り上げているため、結果的には、最近ではトンとご無沙汰だった「楽しく数学の問題を解く」経験をしています。学生の頃、数学の問題が解けると達成感があり、気持ちがいいと感じたものですが、社会に出ると時間に追われ、細かいミスも許されず、「考えて、問題を解く」よりも、「間違えずに計算をする」ことばかりにエネルギーを使うことになったため、こうした気持ちを忘れていたのでしょう。

英語で書かれた説明書ですので、毎日数十ページも読み進むことは出来ませんが、それでも毎日数ページずつ進んでいます。電卓の使い方を覚え、かつ、英語での金融用語の復習も出来る、いわば一石二鳥の勉強が出来ているわけです。どうしても理解できない時は日本語の翻訳版マニュアルが付属で付いてきていますので、それを参照すればいいと思いますが、今のところまだ一度も見ていません。とりあえず英語版でなんとなりそうです。

そうそう、この電卓から初めて実際にRPN(Reverse Polish Notation:逆ポーランド記法)を使っていますが、便利です。慣れるまで大変だと思っていましたが、考えながら入力する方式に近いので、慣れるのにそれほど多くの時間を要さない気がします。世の中にはRPNが金融計算の世界を変革したという人が多いですが、本当にそうかもしれません。

当初購入しようと考えていたTI(Texas Instruments:テキサス・インスツルメンツ社)の「BA II PLUS PROFESSIONAL」はまだ当分先でもいいかなと思っています。

また、マイクロソフトのエクセル(MS-Excel)ならば、金融や統計の問題も「関数」機能を使えばほとんど解けます。しかし、米国と違い、日本では会議中にノートPCを広げてこうした計算をするのがまだ難しい雰囲気の時が多いですよね。そうした時は、ポケットからこういう「電卓」を取り出して、さらりと計算しながら交渉を進めるのも一興かもしれませんよ。

2008/10/18<晴>
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