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カエサル風に<小林美希『年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活』(2022)> [本棚]

オズはそれまで読み進めていた塩野七生師の『ローマ人の物語10 ユリウス・カエサル ルビコン以前[下]』を読み終え、次に読むものを検討した。
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塩野師の「ガリア戦記」の描写は分かりやすく、読み進めるには何の支障もなかった。

ここでオズは『ローマ人の物語11 ユリウス・カエサル ルビコン以後[上]』を手に取ったものの、読み始めようか躊躇した。

もう一度カエサル本人が記録した『ガリア戦記』を読むために、既に手元に岩波文庫の『ガリア戦記』(1942刊)を用意してあったのだ。
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しかし、気になる書籍がその隣にあるのだ。

題名は『年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活』。

昨年刊行された新書で、衝撃的な題名と多くの人が感じている逼塞感にマッチしたのだろう、あちこちで話題となっている書籍だ。

やはり話題の書籍を短時間で読んでしまうことが先決だろう。

オズは盛り上がっている「ガリア熱」を一時的に封印し、日本の現実に絶望してみるかと、明朝を期して読み始めることにした。

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<本のデータ>
ISBN 978-4-065-29928-9
『年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活』
小林美希・著、講談社現代新書
<紹介文>
平均年収443万円――これでは“普通”に暮らすことができない国になってしまった。ジャーナリストが取材してわかった「厳しすぎる現実」。
昼食は必ず500円以内、スタバのフラペチーノを我慢、月1万5000円のお小遣いでやりくり、スマホの機種変で月5000円節約、ウーバーイーツの副業収入で成城石井に行ける、ラーメンが贅沢、サイゼリヤは神、子どもの教育費がとにかく心配……。
「中間層」が完全崩壊した日本社会の「本当の危機」とは?

2023/02/20<曇>
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