ランチア・ストラトスで楽しくドライブ<ユーチューブ『ジェイ・レノ・ガレージ』> [研究日誌]
YouTube(ユーチューブ)にある映像で時々すごいなと思うものの一つに「ジェイ・レノ・ガレージ(Jay Leno's Garage)」というのがあります。
ジェイ・レノは世界有数の自動車コレクターで世界に数台しかない貴重な車などを何十(何百?)台も所有しています。
ジェイ・レノは元々深夜トーク番組の司会者です。
米国の深夜トーク番組は平日に毎晩放送されていて、日本でいえばタモリの『笑っていいとも!』の夜版みたいなものですが、基本的にはニューヨーク時間の23時以降にスタートするなど、基本的には大人が見るものです。
その時々の話題の人がゲストとして登場してトークを繰り広げます。映画の宣伝も兼ねて監督さんや女優さん(例:スカーレット・ジョハンソン)が登場したり、政治家(例:バラク・オバマ)も登場したりします。
こうした深夜番組の司会者に選ばれると一代で使いきれないほどの財を成すことができると言われるほどのすごい職業です。(デビッド・レターマンは浮気をスタッフに見つかり、約2億円を脅迫されたりした事件がありました…。)
もちろん、上手でないとすぐにクビになりますが、上手ですと、本当に使いきれないほどの財が手に入るようです。
じゃあこのジェイ・レノ、使いきれない財を手に入れたからと言って車にお金をかけまくって、自慢ばかりしている嫌なおっさんかと言うと、実は持っている車はすべて走行可能に維持しているのです。
しかも入手したら修繕(レストア)もきっちりやるというこだわりで、そのためのスタッフも雇っています。
知人や友人もそうそうたる方々のようで、時にはその知人の自動車も紹介しますが、基本的には自分のガレージにある車を紹介し、自分で運転して走らせます。
うわっ、写真や本でしか見たことがない車(戦前のクラシックだったり、本当にレアだったり)も登場したりしますので、凄い人だなと車趣味人としては憧れを感じます。
前置き(紹介?)がとても長くなってしまいましたが、本日のおすすめ画像が「ランチア・ストラトス」(1975)だったので、ついつい興奮してしまいました。
車両はレプリカではなく本物で、ジェイの友人から預かっているものです。残念ながらこの友人は昨年亡くなったらしく、預かったままの状況だそうです。
さて、映像ではキャビン内を見せたり、リアのトランクやミッドのエンジンルームを開けたり、フロントのトランクを開けたりして見せてくれます。扉のヘルメット置き場や窓を動かしたりして、いかに「パーパス・ビルト・マシン(目的に沿って製作された車両)」なのかを細かく紹介してくれます。
ガレージから出して運転する前にジャッキアップして下回りも見せてくれます。いかにストラトスがラリー用に頑丈に作られているか、カーボンなどの素材のなかった時代に軽量化を工夫したかなどが見られます。
そして、圧巻はジェイ自体が楽しく町中を運転していく姿です。エンジンはフェラーリのものですので、エンジン音も素敵です。
ランチアが自社製のエンジンではなく、フェラーリからエンジンの供給を受けることにこだわった点なども紹介されています。
個人的に説得力が高いなぁと思ったのは、楽しく運転するジェイが「自分のを買わなくちゃな」と発言をしているところで、本当に楽しい車なのだと分かる発言でした。
(確か、ジェイ・レノは「ランチア・ラリー」所謂「037ラリー」(1982)を持っていたはずです。)
因みにラリー用車両ですので、最高速が意外と低く、代わりにどのギアからも加速が可能と説明した後、ブォンとふかして、ジェイは「あとは撮影しないでドライブ行っちゃおっと!」との発言を残して番組は終わってしまいます。羨ましい!
2021/01/28<曇>
ジェイ・レノは世界有数の自動車コレクターで世界に数台しかない貴重な車などを何十(何百?)台も所有しています。
ジェイ・レノは元々深夜トーク番組の司会者です。
米国の深夜トーク番組は平日に毎晩放送されていて、日本でいえばタモリの『笑っていいとも!』の夜版みたいなものですが、基本的にはニューヨーク時間の23時以降にスタートするなど、基本的には大人が見るものです。
その時々の話題の人がゲストとして登場してトークを繰り広げます。映画の宣伝も兼ねて監督さんや女優さん(例:スカーレット・ジョハンソン)が登場したり、政治家(例:バラク・オバマ)も登場したりします。
こうした深夜番組の司会者に選ばれると一代で使いきれないほどの財を成すことができると言われるほどのすごい職業です。(デビッド・レターマンは浮気をスタッフに見つかり、約2億円を脅迫されたりした事件がありました…。)
もちろん、上手でないとすぐにクビになりますが、上手ですと、本当に使いきれないほどの財が手に入るようです。
じゃあこのジェイ・レノ、使いきれない財を手に入れたからと言って車にお金をかけまくって、自慢ばかりしている嫌なおっさんかと言うと、実は持っている車はすべて走行可能に維持しているのです。
しかも入手したら修繕(レストア)もきっちりやるというこだわりで、そのためのスタッフも雇っています。
知人や友人もそうそうたる方々のようで、時にはその知人の自動車も紹介しますが、基本的には自分のガレージにある車を紹介し、自分で運転して走らせます。
うわっ、写真や本でしか見たことがない車(戦前のクラシックだったり、本当にレアだったり)も登場したりしますので、凄い人だなと車趣味人としては憧れを感じます。
前置き(紹介?)がとても長くなってしまいましたが、本日のおすすめ画像が「ランチア・ストラトス」(1975)だったので、ついつい興奮してしまいました。
車両はレプリカではなく本物で、ジェイの友人から預かっているものです。残念ながらこの友人は昨年亡くなったらしく、預かったままの状況だそうです。
さて、映像ではキャビン内を見せたり、リアのトランクやミッドのエンジンルームを開けたり、フロントのトランクを開けたりして見せてくれます。扉のヘルメット置き場や窓を動かしたりして、いかに「パーパス・ビルト・マシン(目的に沿って製作された車両)」なのかを細かく紹介してくれます。
ガレージから出して運転する前にジャッキアップして下回りも見せてくれます。いかにストラトスがラリー用に頑丈に作られているか、カーボンなどの素材のなかった時代に軽量化を工夫したかなどが見られます。
そして、圧巻はジェイ自体が楽しく町中を運転していく姿です。エンジンはフェラーリのものですので、エンジン音も素敵です。
ランチアが自社製のエンジンではなく、フェラーリからエンジンの供給を受けることにこだわった点なども紹介されています。
個人的に説得力が高いなぁと思ったのは、楽しく運転するジェイが「自分のを買わなくちゃな」と発言をしているところで、本当に楽しい車なのだと分かる発言でした。
(確か、ジェイ・レノは「ランチア・ラリー」所謂「037ラリー」(1982)を持っていたはずです。)
因みにラリー用車両ですので、最高速が意外と低く、代わりにどのギアからも加速が可能と説明した後、ブォンとふかして、ジェイは「あとは撮影しないでドライブ行っちゃおっと!」との発言を残して番組は終わってしまいます。羨ましい!
2021/01/28<曇>
oz所長、こんにちは
お金、環境など一切の条件を無視した場合、欲しい車を一台だけあげよ と、言われたら、間違いなくランチア・ストラトスを上げます。素晴らしい車です。
現実的に手に入れて維持するとしたら、ロータス・エリーゼになるでしょうか。
お金があったら、迷うことなくGT-3 RSですが。
いや、ちょっと待てよ、’74カレラも良いな、’77の3.0もアリだな...結局迷いますね(笑)
by くるりん (2021-01-29 08:44)
くるりんさん、
1975年当時でも衝撃的な車でしたが、45年経った
今見てもすごいと思いました。
車好きなら欲しい車がたくさん出てくると思いますが、
他の車にはない「パーパス・ビルト」ということを
考えると、必ず興味を持つ、できれば所有したい
1台ですね。
by oz (2021-01-29 09:21)