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毎度の愚痴?<日本人の働き方はおかしいのか?> [oz日記]

日本の会社での働き方は参加型あるいは所属型と言われます。

つまり、自分はその仕事を扱っている団体に所属しているとか、その仕事(案件?)に参加しているということです。昔の五人組制度みたいなものです。

欧米の担当型とはだいぶ違います。自分は何々の担当で、その専門家である。案件はそれぞれ担当がいて、責任を持ってやっている。遅れは担当者の責任で降格、減給などにより完遂できない場合の責任の取り方(取らされ方)が明確です。

こうした違いから、日本の会社では、どうしても誰かが休んだら自分の負担が増えるとか、「ちょっと間に合わなそうだから手伝ってやってくれ」というのが普通に発生する。こうしてあふれ出てしまった部分を私はスピルオーバーと呼んでいます。

9時から5時までに終わる仕事を割り当てられていますよね?

終わらない人に問題がありますよね?

それなのに、終わらないと全体の責任のようになっていて、皆でカバーするとか、誰かがカバーするとか、不公平がまかり通るシステムです。

往々にして、仕事ができる人が負担をかぶるとか、一番立場の弱い人が被ることとなり、ブラック化が一気に進むのはご存知の通りです。

それでも、終わらなかった人の評価が下がり、その案件分の賃金がカバーした人に振り分けられるなら、文句も少なく、評価の正当性・公平性が保たれるでしょう。

しかし、実際には「あぁ、無事に終わってよかった。ごくろうさん」で片づけられて、不満だけが残るのが実情でしょう。

私はそういうのは嫌いで、これまで自分が評価者の時は明確に評価にその人の成果と未完了の案件を挙げ、評価には大きな差をつけていました。

メリハリ程度ではなく、きちんと終わったからこう、終わらなかったからこう、指示はこうだったが結果はこうだった、といった具合です。

当然プロとしての自覚のある働き方をしている社員には好評ですが、日本的働き方をしている人には今一つ響かない。

他人に自分の仕事ができない部分をさらけ出し、かつカバーしてもらって恥ずかしくないのか、それこそ迷惑をかけた訳ですし、終わらなければ会社に損失が発生するだけでなく、お客様にも迷惑が掛かってしまうところなので、評価に反映して当然だと何故思えないのか?

逆にカバーした人にしてみたら、「これだけカバーしているのに、評価に反映されず、賃金にも反映されないのはおかしいだろう?」と思うのも当然ですよね。

日本に帰ってから驚いているのは、こうしたカバーして当たり前で何も報酬に反映されないことが罷り通っている点ですね。

まぁ、ずっとスピルオーバー対応でびしょびしょに濡れているのに、タオルを買うお金すら出さない会社の愚痴を書いているわけです。

2019/07/12<曇>
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