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グレゴリウス13世と言えば日本ともつながりが<天正遣欧少年使節> [研究日誌]

昨日、グレゴリウス13世について書きましたが、日本とのつながりのある珍しいローマ法王です。

歴史の教科書で言うとほんの1行程度しか登場しない「天正遣欧少年使節」のことを覚えていますか?

16世紀の終わり、九州のキリシタン大名大友宗麟、大村純忠、有馬晴信はローマへ4人の少年を使節として派遣した。これが世にいう天正遣欧少年使節。派遣されたのが天正10年であったことから天正の年号が付いています。

4人の少年は伊藤マンショ、千々石ミゲル、中浦ジュリアン、原マルティノ。キリシタン大名の名代として派遣された、身分の比較的高い少年たちであった。

この使節団はイエズス会員・カトリック教会の司祭アレッサンドロ・ヴァリニャーノが計画したもの。欧州に日本を紹介するほか、日本での宣教の援助をローマ法王やスペイン、ポルトガルの王に依頼するのが目的だった。

この時のローマ法王というのが、暦を改定したグレゴリウス13世。1585年3月23日に謁見が実現した。新しい暦が導入されてわずか3年しか経っていません。

1590年に使節団は帰国するものの、派遣したキリシタン大名はなくなっており、3年も前に時の権力者・豊臣秀吉はバテレン追放令を発布。海外で得た知識を活用する機会があったのかどうか。

2016/03/01<晴>
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