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今でも有効ですか?<年収と買い物の水準> [研究日誌]

平成になりたての頃、昭和バブルがはじけて、世間は不景気、就職活動は氷河期、という状況でした。

今のコロナ不況と似ていたかは各自の判断に任せますが、ビジネスがスローで、世間にはフリーターや非正規雇用者が急激に増えた時期でした。

そのような背景があったためか、物を買う時の基準を説明されたことがあります。

・自動車は年収の1/3(以内)
・マイホームは年収の5倍(以内)

当時の水準は若干バブル経済の影響が残っていたとは思いますが、今でも通用する水準でしょうか?

参考情報として、平均年収及び平均年齢の推移を載せておきます。(国税庁HPより)
平成22年:412.0万円、44.7歳
平成23年:409.0万円、44.7歳
平成24年:408.0万円、44.9歳
平成25年:413.6万円、45.2歳
平成26年:415.0万円、45.5歳
平成27年:420.4万円、45.6歳
平成28年:421.6万円、46.0歳
平成29年:432.2万円、46.0歳
平成30年:440.7万円、46.4歳
令和01年:436.4万円、46.7歳
令和02年:433.1万円、46.8歳

上記の基準と合わせて考えると自動車は軽自動車か小型車しか買えませんし、マイホームは都心への通勤時間が90分以上の場所となりそうですね。

子供たちの教育について言えば、高校までは公立学校に、大学は奨学金(中身は「学生ローン」)で対応するしかないかもしれません。

経済成長が期待できるなら、年収と同じ額の車は5年ローンで買えますし、マイホームは35年ローンで3000万円程度の物件が買えるかもしれません。

しかし、そういう生活が豊かな生活かどうかは疑問ですし、そもそも経済成長が期待できるという前提を信じられる人がどれくらいいるのか…。

<写真は本文とは関係ありません>
20220427gt-r.jpg
<イタルデザインGT-R>

2022/04/27<曇>
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