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路上の物体は避けよう<路上で寝ていた人をひいたタクシー> [研究日誌]

なんともいえないニュースですが、道路で寝ていて車にひかれ死亡した人がいました。年に数件はこうした事故があるそうです。

教習所では路上の物体は必ず避けるように教わったはずですから、ひいてしまったドライバーには同情するものの、司法の場では大幅な減刑は難しいかもしれません。自動車運転過失傷害の疑いで逮捕されましたが、結局は同致死罪に問われることになるようです。

事故(事件?)は6日午後10時05分頃に起こったと読売オンラインが伝えています。埼玉県川口市並木の市道交差点付近で、路上で寝ていた近くの会社員横田聡平さん(30)が、タクシーにひかれ、腰の骨などを折り、まもなく死亡。埼玉県警・川口署は、タクシーを運転していた同市弥平、下沢保三容疑者(59)を自動車運転過失傷害の疑いで現行犯逮捕。同致死容疑に切り替えて調べている。発表によると、横田さんは酒に酔っていた。下沢容疑者は、「黒い物体だと思った」と供述しているという。

以上が記事の内容です。横田さんは酔っていて道路で寝てしまったようですが、下沢容疑者は黒い物体だと思ってひいてしまったために横田さんが死亡したことになっています。そもそもどうして道路で寝ていたのでしょう。具合が悪くてそこに倒れてしまっていたのであれば非常に不幸な事故ですが、酔って気分が良くなって、道路に寝ていたのであれば、下沢容疑者がやや気の毒だと思われるでしょう(裁判ではこの点は考慮されると思います)。

ただ、上にも書いたように、道路に落ちているものは必ず避けるように教習所で教わったはずで、黒い物体だからと言って、ひいてしまっては言い訳は難しいですね。

皆さんの頃はどうか分かりませんが、私が学生の頃は実際の事例として、「ドライバーが道路の真ん中におかれていた段ボール箱を勢いよく吹っ飛ばして行ったが、段ボール箱の中にかくれんぼしている子供が入っていて、当然死亡事故につながった」というものがありました。だから、道路の真ん中に何か落ちていても、必ず避けて、ひいてはいけない、と教わりました。今でも肝に銘じております。

よく、「教習所で習ったことなんて、何の役にも立たない」と公言して憚らないドライバーがいますが、本当にそうでしょうか? ただ単に大切なことを聞き逃している、あるいは真剣に聞いていないだけではないでしょうか? 教習所が教える技術的なことは基礎だけですから、どんどん走行距離を伸ばして経験を積むしかない面もありますが、法規や注意点、事故例について聴くのは決して無駄ではないと思います。

2008/07/07<雨後曇>
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