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あれから26年<阪神淡路大震災> [oz日記]

ちょうど国外にいたため、地元東京の大地震「3・11」を経験していないことから、実感として残っている大地震は26年前の阪神淡路大震災です。

その時、東京の本部にいて、救援派遣隊に組み込みまれ、いよいよ派遣の順が回ってきた時に人を多く送りすぎて寝る場所や物資が逆に足りなくなっていると判断され、派遣が中止された経験を持っています。

震災から9年目に神戸に転勤となり、そこにいる2年の間に、地元の方々にいろいろな話を聞く機会があり、自分自身の防災意識や防衛意識に大きな影響を受けました。

基本的には地震のないニューヨークでも防災グッズを常備するとか、他の土地にいても防災意識はかなり高い状態を維持していて、人によっては臆病とか、杞憂(*)とか笑われました。

しかし、防災意識の低い人に比べ、ニューヨークのハリケーンによる大停電時の対策などは最悪の事態を意識していたからこそ何の問題もなくこなせましたし、他人までを思いやる対応が可能でした。

それが意識できない人には、過剰反応と映ったようで、特にトップに立つ者として求められる対応と対応してもらう下の人間には、トップがやらなくてはならないことの多さなどは絶対分からないだろう。

災害が起こると被災者ではない人たちからいろいろな批判が出ますが、はっきり言って、何も分かっていない人達は黙っていた方がいいよ、と言いたくなります。被災者と地元行政が一番よく分かっているよ、外野は余計なことを言わない方がいい、と思っています。

神戸勤務時代の上司もよそから来た人だから地元民の心情をあまりよく分かっていない面があって、板挟みになって嫌な思いをしましたが、どちらかというと地元の職員の方が私が板挟みになって苦労している点を理解してくれて協力的でした。

ある意味、彼らの方が中央からくる官僚的なトップになれていたのでしょうね。私は上司がどうしてこうも一般の人の感情が分からないのか、本当に悲しくなったものです。

杞憂…中国古代の杞国の人が天が崩れ落ちてきはしないかと心配したという、「列子」天瑞の故事から、心配する必要のないことをあれこれ心配することをいいます。「杞憂に終わる」と使う。
 関東、特に東京に長くいると地震は頻繁なので、やや麻痺している面がありますが、神戸の経験以来、地震が来たらどうする、台風・ハリケーンが来たらどうするなどなどを気にしながら生きています。
 因みに神戸にいる時に台風が4つも直撃して、浸水予防の対応を何度も経験しました。
 それと基本的に地震のないニューヨークで百年に1回の地震を経験しました。震度は1~2程度でしたが。

2021/01/17<曇>
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